ほのぼの日和

文豪に関する随筆などを現代語訳して掲載しております。

織田作之助

織田作之助の随筆「大阪の詩情」

個人的に「大阪の詩情」は織田作之助の随筆の中では好きな作品の一つですが、青空文庫には未掲載です。織田作之助を取り巻く、大阪界隈に潜んでいる詩情の一端に触れられたらと思います。 以下、『』内の文章は1970年に講談社より出版された「織田作之助全集…

織田作之助の「杉山平一について」

織田の「杉山平一について」という随筆は、先に杉山が「織田作之助について」という文章を発表した事を受けての内容となっております。そのため「杉山平一が語る織田作之助」を一読してから、こちらの随筆を読むことを推奨します。

最晩年の織田作之助

六月社書房より1971年に限定500部で発刊された「織田作之助研究」には、小笠原貴雄が没後の織田作之助に寄せた最晩年の織田の姿が書かれています。以下、下記の『』内の文章は左記の本から現代語訳した上での引用になります。織田作之助の研究の一助になれば…

林芙美子が語る織田作之助

林芙美子が織田作之助の死後、新潮社から出版された土曜夫人の解説として掲載された文章です。文中で、林は織田と初めて会った時のことを綴っていますが、この内容については織田自身が書いた「可能性の文学」の中で「林芙美子さんですら五尺八寸のヒョロ長…

杉山平一が語る織田作之助

杉山平一は織田作之助の親友であり詩人だった方です。杉山氏は大学に在学中、三好達治に詩才を認められ「四季」に参加。他にも織田作之助と共に同人雑誌を出したり、中原中也の恋人であった長谷川泰子の夫君が設立した、当時の中原中也賞を貰ったりしていま…

現代から見た織田作之助

小学館が出版した「昭和文学全集13 織田作之助 武田麟太郎 阿部知二 尾崎士郎 火野葦平 中山義秀」には、石崎等氏による「織田作之助・人と作品」という解説が掲載されています。この本が出版された昭和64年(1989年)の視点に基づいての織田作之助の作品に…

宇野浩二が語る織田作之助2

筑摩書房が出版した「現代日本文学全集81 永井龍男 井上友一郎 織田作之助 井上靖 集」に掲載されている、宇野浩二が織田作之助に寄せた解説「哀傷と孤独の文学 織田作之助の作品」は、織田作之助の人生と作品に対する深い愛情が差し伸べられた解説です。こ…

宇野浩二が語る織田作之助1

筑摩書房が出版した「現代日本文学全集81 永井龍男 井上友一郎 織田作之助 井上靖 集」に掲載されている、宇野浩二が織田作之助に寄せた解説「哀傷と孤独の文学 織田作之助の作品」は、織田作之助の人生と作品に対する深い愛情が差し伸べられた解説です。こ…