ほのぼの日和

文豪に関する随筆などを現代語訳して掲載しております。

島崎藤村と西欧詩2

東京堂から1961年に出版された「明治大正文学研究 特集 島崎藤村研究」から石丸久氏による「若菜集」から「落梅集」へー島崎藤村の詩に内在するものの一面ーは海外文学がどのように島崎藤村の詩に影響を与えたのかを解説した内容です。以下、『』内の文章は…

島崎藤村と西欧詩1

東京堂から1961年に出版された「明治大正文学研究 特集 島崎藤村研究」から石丸久氏による「若菜集」から「落梅集」へー島崎藤村の詩に内在するものの一面ーは海外文学がどのように島崎藤村の詩に影響を与えたのかを解説した内容です。以下、『』内の文章は…

西欧文学と島崎藤村2

東京堂から1961年に出版された「明治大正文学研究 特集 島崎藤村研究」から伊狩章氏による「藤村の比較文学的考察」は海外文学や田山花袋らとの比較の観点から島崎藤村を捉えた内容です。以下、『』内の文章は左記の論文からの引用となります。また、掲載に…

西欧文学と島崎藤村1

東京堂から1961年に出版された「明治大正文学研究 特集 島崎藤村研究」から伊狩章氏による「藤村の比較文学的考察」は海外文学や田山花袋らとの比較の観点から島崎藤村を捉えた内容です。以下、『』内の文章は左記の論文からの引用となります。また、掲載に…

自然主義における島崎藤村

東京堂から1961年に出版された「明治大正文学研究 特集 島崎藤村研究」から瀬沼茂樹氏による「藤村と自然主義」は自然主義の観点から島崎藤村を捉えた内容です。以下、『』内の文章は左記の論文からの引用となります。また、掲載にあたって、全て現代語訳し…

夜明け前と島崎藤村の足取り2

ほるぷ出版の「夜明け前四 島崎藤村」に掲載されている三好行雄氏による解説は、「夜明け前」の解説と共に島崎藤村に対する深い研究が光っている内容です。以下、『』内の文章は左記の解説からの引用となります。「夜明け前」及び島崎藤村への理解の一助とな…

夜明け前と島崎藤村の足取り1

ほるぷ出版の「夜明け前四 島崎藤村」に掲載されている三好行雄氏による解説は、「夜明け前」の解説と共に島崎藤村に対する深い研究が光っている内容です。以下、『』内の文章は左記の解説からの引用となります。「夜明け前」及び島崎藤村への理解の一助とな…

現代から見た織田作之助

小学館が出版した「昭和文学全集13 織田作之助 武田麟太郎 阿部知二 尾崎士郎 火野葦平 中山義秀」には、石崎等氏による「織田作之助・人と作品」という解説が掲載されています。この本が出版された昭和64年(1989年)の視点に基づいての織田作之助の作品に…

宇野浩二が語る織田作之助2

筑摩書房が出版した「現代日本文学全集81 永井龍男 井上友一郎 織田作之助 井上靖 集」に掲載されている、宇野浩二が織田作之助に寄せた解説「哀傷と孤独の文学 織田作之助の作品」は、織田作之助の人生と作品に対する深い愛情が差し伸べられた解説です。こ…

宇野浩二が語る織田作之助1

筑摩書房が出版した「現代日本文学全集81 永井龍男 井上友一郎 織田作之助 井上靖 集」に掲載されている、宇野浩二が織田作之助に寄せた解説「哀傷と孤独の文学 織田作之助の作品」は、織田作之助の人生と作品に対する深い愛情が差し伸べられた解説です。こ…

横光利一年譜

清水書院が出版した「横光利一 人と作品」に掲載されていた年譜には横光の年齢と共に、当時の文壇の様子や世界情勢が掲載されているため、彼の人生をわかりやすく理解することができます。以下の情報は、左記の年譜を元に作成し直したものです。その年ごとに…

横光利一のことば

清水書院が出版した「横光利一 人と作品」には、横光の人生にそって彼が書いた随筆や作品に対する思いが綴られた文章を掲載しています。ここでは、左記の本から横光利一のことばを引用しまとめてご紹介しております。『』内の言葉は全て引用となります。横光…

横光利一の作品及び人物評伝

ゲーム「文豪とアルケミスト」で初めて横光利一について知った方も多いのでは無いでしょうか?ここでは、彼と交遊の深かった中山義秀(なかやまぎしゅう)と菊池寛の言葉をメインに紹介しております。

伊藤整が横光利一について解説する3

以下、筑摩書房が出版した「現代日本文学全集65 横光利一集」から『』内の文章は左記の本から引用した上、手前勝手な現代語訳をしたものになります。旧漢字は全て新漢字にて掲載しておりますこと、ご了承ください。横光利一の研究の一助になれば幸いです。解…

伊藤整が横光利一について解説する2

以下、筑摩書房が出版した「現代日本文学全集65 横光利一集」から『』内の文章は左記の本から引用した上、手前勝手な現代語訳をしたものになります。旧漢字は全て新漢字にて掲載しておりますこと、ご了承ください。横光利一の研究の一助になれば幸いです。

伊藤整が横光利一について解説する

伊藤整が寄稿した横光利一の解説は、当時の文壇の状況がうまく整理され、理解しやすい点が特徴です。その代わり、かなり辛口な批評が読んでいて少し、辛いかもしれません。以下、筑摩書房が出版した「現代日本文学全集65 横光利一集」から『』内の文章は左記…

横光利一の書簡と随筆集

河出書房新社から出版された「文芸読本 横光利一」より『』内の文章は全て左記の本からの手前勝手な現代語訳をした上での引用となります。この本は、多くの文人が横光利一に寄せた文を集め、間に横光自身の書簡や随筆、写真が掲載されている本です。写真では…

川端康成が横光利一を語る2

以下、『』内の文文章は中央公論社が出版した「日本の文学 横光利一」より川端康成が書いた「解説」から引用したものとなります。川端康成と横光利一の研究の一助になれば幸いです。今回で、日本の文学からの引用を終わり、次回からは筑摩書房が出版した「現…

川端康成が横光利一を語る1

昭和41年(1966年)に出版された横光利一の本には、川端康成の解説が掲載されています。以下、『』内の文文章は中央公論社が出版した「日本の文学 横光利一」より川端康成が書いた「解説」から引用したものとなります。川端康成と横光利一の研究の一助になれ…

寺田透が葉山嘉樹と横光利一を語る

葉山嘉樹(はやまよしき)は、プロレタリア文学における作家で主に、プロレタリア文学の歴史における初期に活躍した人物です。寺田透は日本の文芸評論家で立原道造と一緒に同人誌をやるなどしていましたが、絶交し戦後は東大教授として活躍するなどしました…

山本健吉による中野重治の解説に寄せて

以下、『』内の文章は全て(株)新潮社が出版した「日本文学全集16 中野重治」から「解説 山本健吉」より引用した文章になります。中野重治の研究の一助になれば幸いです。

正宗白鳥の菊池寛論2

中央公論社から出版された正宗白鳥の「文壇人物評論」から「菊池寛論」の現代語訳を以下に全文掲載しております。手前勝手な現代語訳であるため、正確性に欠ける点があるかもしれません。その点につきましては、ご了承ください。

正宗白鳥の菊池寛論1

中央公論社から出版された正宗白鳥の「文壇人物評論」から「菊池寛論」の現代語訳を以下に全文掲載しております。手前勝手な現代語訳であるため、正確性に欠ける点があるかもしれません。その点につきましては、ご了承ください。

中野重治と小田切秀雄対談まとめ

中央公論社が出版した「日本の文学 第41巻 中野重治」の付録38に掲載されている中野重治と小田切秀雄の対談を左記の付録から引用しまとめたものになります。『』内の文章は全て引用となります。中野重治の研究の一助となれば幸いです。

正宗白鳥による谷崎潤一郞と佐藤春夫人物評伝2

中央公論社から出版された正宗白鳥の「文壇人物評論」から「谷崎潤一郞と佐藤春夫」の現代語訳を以下に全文掲載しております。手前勝手な現代語訳であるため、正確性に欠ける点があるかもしれません。その点につきましては、ご了承ください。また、正宗白鳥…

正宗白鳥による谷崎潤一郞と佐藤春夫人物評伝1

中央公論社から出版された正宗白鳥の「文壇人物評論」から「谷崎潤一郞と佐藤春夫」の現代語訳を以下に全文掲載しております。手前勝手な現代語訳であるため、正確性に欠ける点があるかもしれません。その点につきましては、ご了承ください。また、正宗白鳥…

佐藤春夫の詩に関する自叙伝

以下、(株)創元社様が出版された「全詩集大成 現代日本詩人全集5」より佐藤春夫の「詩に関する自叙伝」の現代語訳の全文です。手前勝手な現代語訳であるため、一部正確性に欠けることがあるかもしれません。その点につきましては、ご了承ください。また、ウ…

柳田国男と田山花袋

以下、筑摩書房から出版された「現代日本文学大系11国木田独歩 田山花袋集」より柳田国男の「田山花袋君の作と生き方」の全文掲載となります。また、吉本隆明先生が講演された「柳田国男と田山花袋」における底本です。講演をより深く理解できると思いますの…

正宗白鳥が語る田山花袋3

筑摩書房様が出版された「現代日本文学全集21 田山花袋集(二)」より正宗白鳥の田山花袋論の現代語訳を以下に全文記載します。かなり長いので、お暇な時にお読みいただければと思います。それにしても、自分は柳田国男推しな一面があるため、私の脳内では星…

正宗白鳥が語る田山花袋2

筑摩書房様が出版された「現代日本文学全集21 田山花袋集(二)」より正宗白鳥の田山花袋論の現代語訳を以下に全文記載します。かなり長いので、お暇な時にお読みいただければと思います。