ほのぼの日和

文豪に関する随筆などを現代語訳して掲載しております。

田山花袋

徳田秋声の随筆集「灰皿」1

「私は随筆文学をあまり好かない。」から始まる印象的な徳田秋声の随筆集「灰皿」ですが、なぜこれが世に出たかと言えば、まずは出版元である砂子屋主人の好意に加え、秋声氏の息子である一穂氏が編集と校正の一切をやってくれた事が大きかったようです。当…

柳田国男と田山花袋

以下、筑摩書房から出版された「現代日本文学大系11国木田独歩 田山花袋集」より柳田国男の「田山花袋君の作と生き方」の全文掲載となります。また、吉本隆明先生が講演された「柳田国男と田山花袋」における底本です。講演をより深く理解できると思いますの…

正宗白鳥が語る田山花袋3

筑摩書房様が出版された「現代日本文学全集21 田山花袋集(二)」より正宗白鳥の田山花袋論の現代語訳を以下に全文記載します。かなり長いので、お暇な時にお読みいただければと思います。それにしても、自分は柳田国男推しな一面があるため、私の脳内では星…

正宗白鳥が語る田山花袋2

筑摩書房様が出版された「現代日本文学全集21 田山花袋集(二)」より正宗白鳥の田山花袋論の現代語訳を以下に全文記載します。かなり長いので、お暇な時にお読みいただければと思います。

正宗白鳥が語る田山花袋1

筑摩書房様が出版された「現代日本文学全集21 田山花袋集(二)」より正宗白鳥の田山花袋論の現代語訳を以下に全文記載します。かなり長いのと、最後は「少なくとも私自身の初期の小説なんかは消えて無くなれと思っている。」で締められている寄稿文です。包…

田山花袋と田舎教師に寄せて

河出書房新社が発行した「日本国民文学全集 第20巻 明治名作集(二)」における田山花袋が書いた田舎教師の作品解説が面白くて、なるほどな~と色々発見があったので、下記に紹介しております。『』内の文章は全て左記の本からの引用となります。

田山花袋と尾崎紅葉とその時代

筑摩書房で出版された現代日本文学大系3「尾崎紅葉、内田魯庵、広津柳浪、斎藤緑雨」に収録されている田山花袋が尾崎紅葉の解説のために寄せた文章「尾崎紅葉とその作物」から、尾崎紅葉を取り巻く時代や人間関係についてまとめてみました。『』内の文章は全…