ほのぼの日和

文豪に関する随筆などを現代語訳して掲載しております。

山口県のパワースポット7選

自分が実際に訪れてみて、良かったと感じた神社を紹介しています。ここで紹介している以外にも、皆さんにとっての素敵な場所やパワースポットがあると思います。悩みや元気が無い時など、訪ねてみて下さい。自分は一人で生きていないんだという、大切なことを思い出すきっかけになると思います。

 


出雲神社(山口市徳地)


この神社は、車を止める場所は一の鳥居のそばにある芝生部分か。あるいは、参道内を車で走り抜け神社の敷地のそばに路駐する方法があります。
以前、どうしても心が晴れずこの神社に参拝した後、お賽銭箱のそばに立ちぼーっと鳥居を眺めていたら。ふいに、一群の風が吹き、唐突に自分の胸の裡が軽くなった感触がして驚きに包まれた経験があります。
風が吹いて、あっと思ったら軽くなっていて。一体、自分の中で何が解決したのか、さっぱり解らない。
でも、その後は無性に泣けてしょうがなく。少し温かくなった心もちでただ静かに、しばらくそこで泣いていました。
ここにはちゃんと昔と変わらず神様がいて下さって、我々にいつも温かく寄り添ってくれている。
そのことが、深く胸に響いてきた不思議な体験でした。


別府弁天池(美祢市秋芳町


この池はブルーグリーン、あるいはエメラルド色と言っても差し支えない程度には、小さくてまるで、宝石のような美しさを湛えています。
田んぼの間を通る細い道を、おっかなびっくりしながら進むと、どん詰まりにその池はある。
いつも、その池からふつふつと沸いてくる澄んだ水の気配に癒されてしまい、ずっと水面ばかりを見てしまいます。生まれたての水の気配は、柔らかく山に土に大切にされて生まれてきたことを感じさせ。
この水独特の優しさを抱いてしまいます。
初めてこの場所を訪れ、自分も他の人と同じように設置してある募金箱に管理のお礼として募金をしてから、水を汲み。一口、そっと水を飲んだ後、さあ、車に戻って行こうとしたら、飲んだ水が胸にさしかかったところで、いきなり深い安心感に包まれた。あまりに突然のことだったので、かなりびっくりしたのと同時に、自分の心が深く息を吐いたのが分かった。
それと共に、自分の本来のペースを唐突に思い出し。急に心臓の音が、頭に響くのを感じた。
とくとくと波うつ心臓。
これが、本来の自分の速度だと改めて感じ入り。これより、早すぎても遅すぎても自分は生きていく上で傷ついてしまうんだと、急にに理解した瞬間でした。
そして、本来の自分の速度で生きてもいいんだと、確かに安心させてくれる何かが胸に生まれているのを感じました。不思議な安心感とやさしさに包まれた、良い経験をいつでもさせてくれる。そんな素敵な水が生まれる場所でした。


賀茂神社(光市三井)


道路から少し奥まったところにある神社ですが、駐車場もあり、アクセスするには不便の無い場所です。
私は、なぜか一時期この神社に足蹴く通っていました。それは、なぜかは今でも分かりません。あの時は、本当にこの神社が心から好きで通っていました。恋してるんじゃないかと思うくらいには!
ある日、京都に行く用事があり、旅立つ前日の夜、夢を見ました。
真っ暗な中で、男の人のような声が深く響いてきて、
下鴨神社に来られたし』
今でも不思議と覚えているその声は、喉が震えて出た声と言うよりは、エネルギーが震えた。力の躍動が、私の魂に直接、響いてきた。そんな風に感じられました。現在でも、褪せない響きがまだ胸に残っている気がします。
これはお告げというものだろうかと、疑問に思いつつも私は、空いた時間に下鴨神社に行ってみました。
すると、丁度、特別拝観をしていて。普段は、入ることができない場所まで見学をさせて頂くことができました。
なるほど、こういうことだったのか。
私は、神様のお導きは本当にあるのだと、この時、深く感動した出来事でした。


遠石八幡宮周南市


遠石八幡宮八幡宮の総社である宇佐八幡宮を含め、日本四大八幡宮の一つであり、かなり面白い立地に建っている神社である。何しろ、神社の玄関である手水舎から鳥居越しに新幹線が走っているのを、間近で見ることができる。
街中にある神社なのに、穢れがなく揺らがない。
ここの神社に初めて参拝した時のこと。手を洗い、門をくぐり。お賽銭箱に寄進し、鐘を鳴らしたあと手を合わせたら、ぐうっと自分の眼前に恐ろしいほど厚くて太い、大きい樹木の肌を感じた。その木肌は、光輝きまっすぐに神社の社殿中を貫いて立っていて。
ああ、こんなにも大きな光の道が太古から変わらず、光を発しながら立っていたんだと驚きと共に、深く感動しました。
最初は柱だった光の道が、何層もの光の年輪になり木肌を感じさせるまでになった神社は本当に初めてで。触れることができそうなくらい、濃密な光の集合体にただただ、圧倒され。
鳥居の向こうから新幹線の走る音や、社殿の下にある車の音がよく聞こえるのに。
それらに全く、動じることがない。強い。
長く崇拝されて、変わらず同じ場所に神社があることの凄さを感じた瞬間でした。


忌宮神社下関市


少し言いにくいこの神社。慣れていないと、うまく通り抜けできない場所にありますが。私は、とても好きな神社です。
この場所に初めて訪れた時。自分の気持ちは大きく不安定な天候の中、海にでてしまった小舟のような思いでした。
それが、この神社で手をあわせたら、途端に『あっここの神様は、自分の気持ちを全て知っていて下さっているんだ!!』それと同時に嬉しくて、泣きたくなるような思いが体じゅうを駆け巡り、気づいたら本当に泣いていました。
この時は、理解を超えた『わかってくれた。この思いを知ってくれている』そのことだけが、理解というプロセスを飛び越えて胸の裡に確信としてやってきました。
しかも、慰めてくれようとしたのか、餌を持っていると勘違いされたのか、鳩が腕に止まったりと。
本当に優しい素敵な神様が、ここにはいらっしゃると深く感動した出来事でした。


花岡八幡宮(下松市)


この八幡宮は、狐の嫁入りのお祭りで有名ですが、神社そのもや境内にある塔や山門など深い見所がたくさんある場所です。
さて、ある日のこと。友人と一緒にこの神社を参拝し社殿をぐるりと一周していた時です。社殿の裏まできたら、なぜかとても清々しいご神気が山の上から降りてくるのを感じ、友人も「ここは、なんだかとても気持ちがいいね」と二人で言い合って、しばらくそこに立っていました。
きらきらと波うつご神気が、絶えず漂ってきて。もしかしたら、神社の裏手にあるお山には何かあるんじゃないかと思ったほどです。
結局、その日は神社に詣っただけで帰宅しました。
もし、こちらの八幡宮に参拝された時は、社殿をぐるりと一周してみて下さい。そうでなくても、桜の季節には参道が満開の桜で迎えてくれたり。四季を通じて多くの楽しみがある神社です。


玉祖神社(防府市


防府市と聞くと、防府天満宮が頭にすぐ浮かびますが周防国一宮はこの玉祖神社になります。
道沿いに大きな看板が立っているので、その道に入り、すぐに右に曲がれば間違いなく到着できます。
個人的には、一の鳥居手前にある駐車場に車を停めて長い参道を歩き、本殿敷地まで行くのが好きです。
ここで、参拝する時は、なるべく社殿近くで拝みましょう。ご神気が、社殿近くと離れた場所では密度が全然違うからです。最初にご参拝した時は、社殿付近から離れた時の圧の違いに驚き、何度も近づいたり離れたりしました。
お正月など、人が多い時期は無理かもしれませんが、そうではない時は、近くで参拝しましょう。